学習会「LGBTの子どもたちが過ごしやすい学校をつくろう!」を開催しました。(2016.02.13)

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60人を超える参加者に来ていただき、盛況に開催することができました!
他団体とのネットワークや、情報を拡散してくれた方々のおかげもあって、LGBTと学校というテーマに関心のある人々がこんなに集まってくれました。教職関係者だけでなく、親御さんや支援者の方もたくさん来られていましたね。皆さんいろいろな思いがあって参加してくださったのだと感じました。皆さんありがとうございました!
土肥いつきさんから「トランスジェンダー生徒交流会を香川でもやりませんか!」と声をかけていただきました。プラウドでぜひ実現したいなぁと考えています。香川でもトランスジェンダーの生徒達を応援しましょう!
まずは6月11日(土)11時から新大阪辺りである関西の交流会に参加して見学して来ます。

参加者アンケートより(掲載OKの分)

  • 教員の方も、熱心に考えておられる方がいることを会場の雰囲気で感じることができました。またFBなどで見た当事者の方もたくさんいらっしゃっていて良い機会になりました。こうしたワークショップなどで少しでも理解が広まればいいと思います。
  • 子どもにとって、居場所があったり、自分のことを正直に話す機会が設けられたりすることが大切だと思った。勉強になりました。ありがとうございました。
  • いつきさんのマシンガンのようなしゃべりに圧倒されながらも、ききもらさないように必死で理解しようとしました。思いは伝わりました。後半のワークショップは当事者や当事者のお母さんの参加者からお話が聞け、充実した時をすごせました。学校現場で多様性の学習の必要性を増々痛感しました。
  • 土肥いつきさんの話が大変面白かったです。様々なご苦労や困難なことがあったのだと思いますが、それを皆にわかりやすく、また楽しく伝えられることが素晴らしいと思いました。
    ワークショップでは様々意見、アイデアを出し合い、色々な分野で当事者のために出来ることがあることを学べました。
  • 土肥さんの機関銃のような講義でもよくわかる言葉で次々と交流会に集まる子どもたちの様子やそれを支える人々の思い(ウエットになりすぎない)を語っていただき、得るところが多い学習会でした。今後も性の授業をがんばって続けていこうと改めて思いました。
  • 普段出会うことのない方々と(当事者の親など)いろいろ話ができて良かったです。土肥先生の話も面白かった。悩んでいる人には、ぜひ参加してほしい学習会だと思います。
  • 知らないと次へ動けないし、出会いもないと思っています。今日は参加できて、多くの方と出会って、楽しく勉強できました。
  • 土肥さんのお話を聞くと毎回、マイノリティの子どもたちの思いやまた自分自身のことを考えることができます。
    ワークショップではみんなでいろいろ考えることができました。
  • 講演はとても良かったです。当事者でしかわからないことが聞けました。ちょっぴり早口だったので聞きもらしたこともあると思いますが満足です。ワークショップも良かった。
  • 新しい、正しい情報を知ることができました。マイノリティの問題でなく、人権としての基本的なこととしてもとらえていきたい。今の学校は問題多すぎ。学力向上のもと(人として)子どもの視点がぬけてる・・・。ありがとうございました。
  • 初めてLGBTの学習会に参加しました。何となく知っていたつもりでしたが、全然分かってなかったことに気付きました。目からウロコの内容でよかったです。
  • ワークショップもあり、参加者の方とお話できたことがよかったです。
  • 勉強になりました。ありがとうございました。土肥いつきさんの話から、ひとりで抱えこませない為に自分ができることを考えていきたい。
    それぞれの人権課題をもつマイノリティの人たちは同じような思いをもっている。つながりあうことでらくになると思います。
  • いつきさんの講演 正しいこともわかり 明るく希望がもてました。
    いろんな人がいて 人間ですよね。
    いないんじゃなくて 言えないんだと思います。
  • プラウドの会の活動内容がわかってよかった。

メンバーおすすめ映画「リリーのすべて」

「リリーのすべて」 公式サイト http://lili-movie.jp/

↓ メンバーのりえっちさんが感想を投稿してくれました。

The Danish Girl
映画「リリーのすべて」の原題です。デンマークの女。
高松では、5月14日~ホール・ソレイユで公開です。岡山など、全国のTOHOシネマズでは、3月18日から公開されています。
私は、京都に住んでいるので公開翌日に観にいってきました。

1月に偶然この映画のことを知り、予告編を見ました。その中で、奥さんが「大丈夫?」って聞く場面があります。それに対してリリーがぐしゃぐしゃに泣きながら「大丈夫じゃない」と答えるシーン・・・
その一言にこめられた思いが痛いほど分かりました。胸がつまって涙が瞬間にあふれてしまいました。
実に、予告編だけでそんな状態になったのに、本編を見たらどんなことになるんだろう・・・?そんな思いで、公開の日を心待ちにしていました。

さて、ここからは、実際に見た日(3/19)の、私の日記を引用させていただきます。
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たった今、見終わり、映画館近くのカフェで余韻に浸っているところです。
仕事帰りだったので男子モードでしたが、結果的に正解でした。メイクして行ってたら、涙で顔がぐちゃぐちゃになってたわ。

主人公リリー(LiLi)の台詞。
「どんな姿でいようと、夜見る夢は、リリーが見る夢なの」

ここで涙が溢れて…あとはもう、収拾がつかなくなりました。今も、この日記を書きながら、思い出して…。なにもかも、すべてが重なってしまいます。歩んだ道は違うけれど、想いは同じです。
リリーの台詞のひとつひとつが、かつて私も言ったことのある言葉でした。シチュエーションは違っても、自分の体験が鮮やかに蘇り、その時の感情が溢れて抑えられなくなりました。
今もあらゆる感情がゆらめきながら、リリーの姿とともに頭の中を駆け巡っています。 

気が変になりそうです(苦笑)
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詳しく書くとネタバレになるので書けないけど、何ヶ所も号泣ポイントがあって、共感ポイントもあって、あぁ、やっぱり自分は・・・って思ってしまいました。
リリーの吐く言葉は、私の言葉であり、多くのトランスジェンダーの言葉です。リリーの指の動き、身のこなし、少しずつ自分を女性に近づけようとする様々な試み。そして、女性として愛されたという実感から湧き出る、喜びと恥じらい。さらには絶望。ぜんぶ、かつて自分も体験したことだったのです。
映画を見たというより、やはり追体験でした。長く心の奥底にしまいこんでいた、つらく悲しい思い出・・・自己否定から逃れようとするために自らの気持ちを封印したあの夜のこと、”変態”扱いされ、気が狂っているとまで言われたこと、その他、ここではとても書けないようなこと等々が、いっぺんに噴出してくるんです。そして逆にうれしかった思い出・・・初めて塗ったルージュの香り、下着の肌触り、見よう見まねでお化粧した時の興奮・・・こんなことまでが一緒くたになって頭の中を駆け巡るんです。そりゃ、気が変になります。

ラストシーンで、それまで声を抑えてすすり泣いていたんですが、思わず「そんなぁ!」って、声を出して号泣してしまいました。
どんなシーンかは、見てくだされば分かります。

とにかく、見てください。

リリーのすべて

L0031864 Man into Woman, An Authentic Record of a Cha Credit: Wellcome Library, London. Wellcome Images images@wellcome.ac.uk http://wellcomeimages.org from N. Hoyer, ed., Man into Woman. An Authentic Record of a Change of Sex. The true story of the miraculous transformation of the Danish painter Einar Wegener (Andreas Sparre). London: Jarrolds, 1933. Photograph: Lili, Paris, 1926, opp. p. 40. Published: - Copyrighted work available under Creative Commons Attribution only licence CC BY 4.0 http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/
L0031864 Man into Woman, An Authentic Record of a Cha
Credit: Wellcome Library, London. Wellcome Images
images@wellcome.ac.uk
http://wellcomeimages.org
from N. Hoyer, ed., Man into Woman. An Authentic
Record of a Change of Sex. The true story of the
miraculous transformation of the Danish painter
Einar Wegener (Andreas Sparre). London: Jarrolds,
1933.
Photograph: Lili, Paris, 1926, opp. p. 40.
Published: –
Copyrighted work available under Creative Commons Attribution only licence CC BY 4.0 http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/