第5回プラウド・ カフェの参加者による報告および感想です。
前半は世田谷区議員の上川あやさんのインタビュー映像を見ました。
インタビューの内容は世田谷区でのLGBTの取り組みについて。
上川さんが当選してから世田谷区でLGBT問題を取り扱ってくれる部署が決まったことや、小中学校での取り組みについてなど、結構専門的な話が多くて聞くの大変だったかな…。
でも、テレビやインターネットの記事の世界の人だと思ってたけど、結構気さくな人だということが分かった。
ビデオをみながら参加者を待っていたところ集まったのはオレ含めて7名。
後半は、トーク。今回のテーマはジェンダー表現について。
最初に性別と性自認、性指向をつかって自己紹介。
オレは性別は「女」で、性自認は「男」で、性指向は「女の子」が好きで…。
って、説明していったら性自認って結構難しいって話に。
オレの中に男の部分もあるし、女として生きていた記憶もある。 完全に「男」ってわけじゃないかもしれない。
一緒に参加してたノンケの人は性別と性自認が異なることが「理解できない~」って悩んでた。
話はやはり教育の話に。
学校現場でLGBTをどう扱ったらよいか議論が白熱しまして…。
教育に関わらず全体のことを考えれば個がおろそかになるし、個を充実すれば全体がおろそかになるし、やっぱりバランスが大事って話になったのかな。
少人数にも関わらず熱の入った話し合いがおこなわれ、時間があっという間に過ぎてしまいました。
お借りしたスペースは広くて感じも良くて使いやすかったです。また、こんな場所でいろんな人と話が出来たらと思いました。
少人数でしたが、アットホームな場所で、そんなに肩肘張らずに話ができたのはよかったと思います。
しかし、普段私が主宰している自助グループと違って、非当事者でマジョリティの方が来られ、まさに「ザ・マジョリティの考え」的な意見を疑いもなく述べられたのには、正直なところ驚きました。
性の多様性への理解、という流れは、もう止められないものです。
しかし、流れそのものの速さは、早かったり、場所と時によっては遅かったりもするのでしょう。
それでも、とにかく、プラウドカフェのような場(活動)を通して、一歩ずつ進めていくしかありませんよね。
私自身、自助活動を志を持って始めたものの、すでに時々心が折れそうになることもあります。
でも、これまでずっと続けてきたおうじさんはじめ周囲の当事者・先駆者へのリスペクトを忘れることなく、常に初心忘るべからず、でこれからもなんとか続けていこうと思います。
参加者の中に周りの迷惑を考えずに、自分の意見を主張し続ける方がおられ、さらに不毛と思われる議論が展開されてしまったことは、非常に残念です。
会の運営上のルールと、参加者の把握の問題だと思います。
誰もが楽しく参加できるカフェを目指していただけたらと思います。
プラウドカフェに参加してみて、ジェンダーアイデンティティの問題の難しさを感じた。 性別・性自認・性表現の3つがあるが、これらがすべて一致していればいいとして、どうもこれらが、状況によって揺らいだり、もちろん年齢とともに揺らぐなど、性の 問題以前の自己同一性の問題としても各人にのしかかっているということを知った。 これらの揺らぎは、皆一様にあるというのではなく、各人それぞれの仕方で揺らいでいるというのだから、どうにもややこしい問題だと感じた。 多様性を認め尊重するというのが会の趣旨だが、個々人の中ですでに多様に揺らいでいるのだから、ジェンダーという様態としてあるのではなく、個別の問題ではないかと思った。 まずはこの問題をできるだけクリアにする方向性はないものか。 こういう課題も受け取ったという次第。 気持ちとしては、複雑な思いを抱いた。
プラウド・カフェを9月23日に開催します。
運営メンバーが減ったことや開催場所を変更したことによって、
これまでとはコンセプトや開催内容も変えています。
ご賛同の上、一緒にプラウド・カフェの空間を作っていただけたら嬉しいです。
第5回プラウド・カフェ
日時:9月23日(水・祝日)開店13:30 閉店16:30
(不定期開催になりました)
場所:ことでん瓦町駅から徒歩3分。駐車場なし。
当面は非公開にさせていただきます。初めての参加の方にはお申し込みを受けてからお伝えします。
開催時には店頭にレインボーフラッグや看板を出します。
バリアフリーで広い空間ですので車椅子でもラクラクご参加いただけます。
参加できる人:高校生以上の、LGBTQとその家族・友人・恋人、支援者。
参加費:500円(高校生は無料)
コンセプト:自分のアイデンティティを現在オープンにしている人や、または今はオープンにしていないけど将来はオープンにしていきたいと考えているLGBTQと、その家族・友人・恋人、支援者が共に話せて、情報交換もできる場所。
開催内容:
トークのテーマを設けます。今回は「ジェンダー表現」です。
テーマのリクエストにも応じます。
上川あやさんのインタビュービデオも流します。
お茶はセルフサービスにします。
食べ物は持ち込みOKです。ゴミはお持ち帰りください。
全館禁煙・禁酒です。
お申込み:
お問い合わせフォームからお願いします。
以上です。たくさんのご参加をお待ちしています!
7月26日にプラウド・カフェを開催しました。
今回も20名の参加があり、文字通りひざを突き合わせて、あちらこちらで話が盛り上がっていました。教育機関への働きかけの話し合いも進めることができました。
今回も様々な職業や立場の参加者が来られましたが、このグループを私・藤田と一緒に立ち上げたスカイさんも参加してくれていました。
-1995年の発足当時はレズビアンとバイセクシュアル女性のグループで名前は「ハート・ショット」と言いました。それが徐々に参加者や活動内容の変化によって「ハート・ショット」→「PROUD in 香川」→「PROUD」と名前も変えてきました。
昔話のついでにもうひとつ。今年1月から始めたこのプラウド・カフェはプラウドの歴史の中では第二期にあたります。
第一期プラウド・カフェは2007年~2009年にかけて計8回開催しました。その時は「会議室で行っている会よりはゆるく集まれて、LGBTな話ができて仲間に会える和み場所」というコンセプトの元、メンバーの経営するカフェで、ライブ演奏や詩の朗読なども行われていました。
そして今年プラウド・カフェ復活にあたって、第一期の企画や運営を中心でやってくれていたりーるーさんがイメージ画を描いてくれました。りーるーさん、楽しそうな雰囲気が伝わってくる素敵なイラストをありがとうございました!現在りーるーさんは漫画家として活躍されていますので是非検索してみてくださいね。
第二期のプラウド・カフェは2015年上半期の運営メンバーの提案の元、
プラウドメンバーが中心になって、おやつとお飲物をご用意しておもてなし♪
「性とライフスタイルの多様性」をテーマとして、
「LGBTQ/ヘテロ/アライ/マイノリティ/マジョリティという枠にとらわれず、誰もがひとりの人間として気軽に相談しあったり/世間話をしたり/お友達になったりしていく、オープンで気軽な思いやりと優しさのある空間」
というコンセプトで、奇数月の最終日曜日にお店を借りて開催してきました。
毎回20名前後、10代から60代まで幅広い層の参加がありました。参加・協力してくれた方々に心から感謝しています。
ここで皆さんにお知らせとお願いなのですが、一旦このプラウド・カフェのコンセプトや開催方法を見直すことになりました。
これまでプラウド・カフェに参加してくださった方や今後参加したい方、ぜひ8月末までにご意見やご要望をお聞かせください。よろしくお願いします。
→お問い合わせフォーム
8月23日(日)には香川レインボー映画祭のプレ上映会としてFTMの高校生の映画「僕らの未来」を上映します。 ぜひそちらにも足を運んでくださいね。
(藤田)
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プラウド香川は香川県高松市を拠点に、性の多様性を尊重する社会作りを目指し、LGBTQに関する活動を行なっている非営利団体です。