「どんな性別でも使えるトイレのマーク」応募総数発表

「どんな性別でも使えるトイレのマーク」には、全国から112点のご応募がありました。たくさんのご応募ありがとうございました。このプロジェクトが多くの人に関心を持っていただいて、とても嬉しいです。

応募作品はこちらからダウンロードして見ることができます。





現在、二次審査の一般投票を受付中です。ぜひご参加ください。

9月23日開催の「プラウド・カフェ」レポート

第5回プラウド・カフェの参加者による報告および感想です。

  • 前半は世田谷区議員の上川あやさんのインタビュー映像を見ました。
    インタビューの内容は世田谷区でのLGBTの取り組みについて。
    上川さんが当選してから世田谷区でLGBT問題を取り扱ってくれる部署が決まったことや、小中学校での取り組みについてなど、結構専門的な話が多くて聞くの大変だったかな…。
    でも、テレビやインターネットの記事の世界の人だと思ってたけど、結構気さくな人だということが分かった。
    ビデオをみながら参加者を待っていたところ集まったのはオレ含めて7名。
    後半は、トーク。今回のテーマはジェンダー表現について。
    最初に性別と性自認、性指向をつかって自己紹介。
    オレは性別は「女」で、性自認は「男」で、性指向は「女の子」が好きで…。
    って、説明していったら性自認って結構難しいって話に。
    オレの中に男の部分もあるし、女として生きていた記憶もある。 完全に「男」ってわけじゃないかもしれない。
    一緒に参加してたノンケの人は性別と性自認が異なることが「理解できない~」って悩んでた。
    話はやはり教育の話に。
    学校現場でLGBTをどう扱ったらよいか議論が白熱しまして…。
    教育に関わらず全体のことを考えれば個がおろそかになるし、個を充実すれば全体がおろそかになるし、やっぱりバランスが大事って話になったのかな。
    少人数にも関わらず熱の入った話し合いがおこなわれ、時間があっという間に過ぎてしまいました。
    お借りしたスペースは広くて感じも良くて使いやすかったです。また、こんな場所でいろんな人と話が出来たらと思いました。
  • 少人数でしたが、アットホームな場所で、そんなに肩肘張らずに話ができたのはよかったと思います。
    しかし、普段私が主宰している自助グループと違って、非当事者でマジョリティの方が来られ、まさに「ザ・マジョリティの考え」的な意見を疑いもなく述べられたのには、正直なところ驚きました。
    性の多様性への理解、という流れは、もう止められないものです。
    しかし、流れそのものの速さは、早かったり、場所と時によっては遅かったりもするのでしょう。
    それでも、とにかく、プラウドカフェのような場(活動)を通して、一歩ずつ進めていくしかありませんよね。
    私自身、自助活動を志を持って始めたものの、すでに時々心が折れそうになることもあります。
    でも、これまでずっと続けてきたおうじさんはじめ周囲の当事者・先駆者へのリスペクトを忘れることなく、常に初心忘るべからず、でこれからもなんとか続けていこうと思います。
  • 参加者の中に周りの迷惑を考えずに、自分の意見を主張し続ける方がおられ、さらに不毛と思われる議論が展開されてしまったことは、非常に残念です。
    会の運営上のルールと、参加者の把握の問題だと思います。
    誰もが楽しく参加できるカフェを目指していただけたらと思います。
  • プラウドカフェに参加してみて、ジェンダーアイデンティティの問題の難しさを感じた。
    性別・性自認・性表現の3つがあるが、これらがすべて一致していればいいとして、どうもこれらが、状況によって揺らいだり、もちろん年齢とともに揺らぐなど、性の問題以前の自己同一性の問題としても各人にのしかかっているということを知った。
    これらの揺らぎは、皆一様にあるというのではなく、各人それぞれの仕方で揺らいでいるというのだから、どうにもややこしい問題だと感じた。多様性を認め尊重するというのが会の趣旨だが、個々人の中ですでに多様に揺らいでいるのだから、ジェンダーという様態としてあるのではなく、個別の問題ではないかと思った。
    まずはこの問題をできるだけクリアにする方向性はないものか。こういう課題も受け取ったという次第。気持ちとしては、複雑な思いを抱いた。